2011年4月16日土曜日

おすすめリンク集(4月16日)

今週、記憶に残ったリンク集 です:


率直、過激かつ有益なブログから


震災復興で国債増発が心配される中で


日本の総理大臣が海外で論評されている典型例。まあ、施政方針のことだから首相の哲学にそってやればいいが、結果の責任はとるべきだ。下はWall Street Journalから




それから今後の経済活動の先行きだが、日銀大阪支店の関西経済見通しが注意を引いた。あとで読めなくなるかもしれないので、これはペーストしておこう:

日銀大阪支店の関西経済見通し
TOKYO, April 11 | Mon Apr 11, 2011 2:44am EDT
(Reuters) - The head of the Bank of Japan's Osaka branch in western Japan said on Monday that production in the region, home to several big electronics manufacturers, may decline near term due to last month's deadly earthquake and tsunami but is likely to turn up in May or June.
"Output falls are likely to become conspicuous in March and April," Hideo Hayakawa told a news conference, adding that manufacturers of electronic devices for cars and other auto-related companies in the area had been affected.
"But production is likely to turn up in May or June," he said. Hayakawa was previously the central bank's top economist. (Reporting by Rie Ishiguro; Editing by Edmund Klamann)
このように、「5月から6月にかけて生産が上向いてくる」と予測している。

この関連で大事な資料は何と言っても日銀総裁の国会報告。
要点は次の下り:
先行きについては、わが国経済は、当面、生産面を中心に下押し圧 
力が強い状態が続くとみられます。しかし、新興国経済の拡大に支え 
られた世界経済の高い成長率という、震災前までの日本経済の回復の 
動きを支えていた基本的な条件は維持されています。このため、その
後、供給面での制約が和らぎ、生産活動が回復していくにつれて、海 
外経済の改善を背景に輸出が増加するほか、資本ストックの復元に向 
けた動きが顕現化することなどから、わが国経済は、緩やかな回復経 
路に復していくと考えています。このように申し上げた上で、今回の 
震災がわが国経済に及ぼす影響については不確実性が大きいことは 
十分認識しており、注意深く経済の動きを点検していく必要があると 
考えています。 

下線を引いた三点につきるわけだが、ともかく未曾有の経験でどうなっていくか不確実性が高い。リスクが大きい。これ以上のことは言えないに違いない。(小生の個人的見解は何といっても政治リスク!(4/16修正:政治リスク、いや政治不在!)これが阪神大震災との最大の違いだ。1995年には良くも悪くも日本は官僚国家だった)
最後に

リーマン危機と福島第一原発には共通点がある。とても洞察に満ちた論評だ。



0 件のコメント: