2013年2月14日木曜日

坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い − こんな風で行政は大丈夫か?

こんな報道がある。
 埼玉県は13日発表した平成25年度当初予算案に、埼玉朝鮮初中級学校(さいたま市大宮区)への補助金を計上しなかった。上田清司知事は「日本人拉致事件が一向に解決に向けて進展せず、核実験やミサイル発射など、もう我慢できないという県民感情もある」と理由を説明した。(出所:MSN産経ニュース、2013.2.13 16:49配信)
感情はわかるが、児童たちに責任はない。関係があるのだから、連座して罰を受けよというのであれば、そもそも太平洋戦争敗戦後に日本国の天皇制は終焉を迎えていたはずである。上記の朝鮮初中級学校に通学している生徒は、北朝鮮が実施した核実験とは一層確実に責任はない。埼玉県知事はこの措置と発言を撤回するべきであろう。

少し前には、公立学校教員の退職金削減が駆け込み退職をまねいたことに対して、埼玉県知事は『残り2カ月で学級担任が辞めるのは不快な思い。無責任のそしりを受けてもやむを得ない』と発言したと報道されている。

自らの行政措置上の至らなさがもたらした結果に対して、現場の人間にのみ倫理と服従を求める態度は、<優秀な現場と無能なトップ>という世界共通の日本人像を地でいくようではないか、そう思う人は多いかもしれぬ。

埼玉県は大丈夫なのか?

やれやれ、本日は労組風の文章になってしまった。あまりと言えばあまりなので覚え書きまでに記したのだが、左翼風の言説だと受け取られると、それは本意ではない。

0 件のコメント: