2013年9月14日土曜日

メモ: 福島第一はコントロールできている、いない?

東電の山下和彦フェローが民主党との会合で「汚染水はコントロールできていない」と述べたとの報道。安倍総理は五輪招致の最終プレゼンで「状況はコントロールできている」と明言したので、それは嘘ではないかと日本国内でちょっとした盛り上がりを呈している。

昨日の投稿でも、「おしゃべり好き」が高じると「科学音痴」になると、そんなことを書いたが、やっぱりそうなんだろうねえと感じるのだ、な。大体、「東電」ではできていなかったから、現時点では「政府」が前に出てやるという「体制変更」になったのではないのか。その原因は、震災から数えて何番目か寡聞にして数えられないが、「東電」のマネジメント・ミスにある。

たとえば…と更に仔細に書くのもよいが、記録する価値もない。面白いのは
嘘を言ったのが安倍総理で、真実を語っているのが東電だ、だから内閣は怪しからんと(何と)民主党が息巻いて、政府との対決姿勢を強めている…
こんな印象が今日の道新なぞからは伝わってくるのだな― 単なる個人的印象かもしれないが。

東電が<真相>を語ってくれた、民主党が対決姿勢を強めている……

小生、思わず口からコーヒーが吹きこぼれてしまった。本気でこんな愚論(迷論?)を国会という場で繰り広げるなら、「日本人の愚かぶりも想定外である、いっそ国連が『対日原発事故調査団』を結成して日本に送り込み、国際的枠組みの下で状況をコントロールしないといけないのじゃないか」と、韓国の朝鮮日報か、中国の環球時報あたりが書きまくるだろうと予想する。

ま、先日の投稿では1年後に東京五輪辞退に追い込まれる確率もゼロではないと述べた。その心配は今も変わらないし、この秋には国際原子力機関(IAEA)の第2回調査団が緊急来日するとの報道だ。科学的にみて、状況が最悪であることは確かだが、だからといって『東電は真相を語ってくれた』などと民主党と一緒になって言い出せば、地獄のエンマ大王(?)にヘソをとられてしまいますぜ(笑)。


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