2015年11月29日日曜日

絶句するが物事の真相をついている発言

今日の標題にあるような発言はしばしば「妄言」と称される。それを頻繁に口にする人物はあまり多くの人からは好かれないものだ。

『それを言っちゃあ、おしめえってもんだよ』

寅さんの言を地でいく人は、少数派で支持は少ないが、それでも居てくれないと困る。そんな人は確かにいるものだ。

子どもが転んで怪我をしたとき、子どもを助け起こしてあやしてくれる大人がいなければならないし、親を非難する人、うっかり目を離すことはよくあることだと同情する人。道が悪いという人。保育所がないからだと言う人。多種多様な見方を総合しなければ真実は見えてこない。
死にたいと思っても生きられる。政府の金で(高額医療を)やっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうなど、いろいろと考えないと解決しない。
高齢者の終末期医療について問題提起した発言だ。

まったく同じことを高齢者予備軍の小生はずっと考えている。この種のことを発言禁止にしてはいけない。 『いろいろと考えないと解決しない』と、そう言っているのだから。

誰かって?麻生太郎副総理・財務相である。21日に開催された政府の社会保障制度改革国民会議における発言である由。

ごもっとも、である。

【追記】
……と思ったら、その後すぐに撤回し、該当部分を会議議事録から削除するよう求めたとのことである。

以下はいずれも産経ニュースのURL:

http://www.sankei.com/life/news/130121/lif1301210012-n1.html
http://www.sankei.com/life/news/130121/lif1301210009-n1.html

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