2016年5月25日水曜日

正に「いま」が景気反転判断が最も難しいところだ

このところの国際商品市況の動きを見ていると、底打ちしたのではないか。そう思わせる形になってきている。

主な背景は石油先物市場の上昇である。足元では石油製品の需給は引き締まり気味の予測になっている。

昨日のNY市場は住宅市場の予想外の好況を反映したものだ。

こんな中、ロンドン市場、NY市場でずっと低迷を続けてきた石油関連株が底打ちの動きをみせ、さらにはHSBCやBCSなど金融株も2015年以来の低下トレンドから本格的に上方転換しそうな形を示している。他の銘柄も総じて同じ。

数日前の投稿では、<3月までの>景気動向指数(先行系列)に基づく12か月予測を記載した。そうしたところ、この7月がボトムになるとの結果を得た。

あくまで3月までの数字の動きから、底打ちの兆しを見出せるということだ。もちろん株価は先行性をもつ。

4月、5月の動きは<上振れ>を示している・・・ということなのか。7月まで様子をみていていい・・・ということなのか。毎日の数字の変化は単なるノイズではないのか。6月23日の英国のEU離脱国民投票は結果を確認しなくていいのか・・・。

それが正にいまの状況である。
『ここが思案のインド洋』の心境だ。


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