2017年10月2日月曜日

「女性が輝く時代」?確かに今年はそうだ

今年は女性が「活躍」している。文字通り『女性が輝く21世紀』というキーフレーズが的中した第1年として歴史に残るだろう。


豊田真由子: 暴言暴行: 東大卒の元キャリアで頭がよい
稲田朋美: 極右・靖国神社・失言と隠蔽: 弁護士で頭がよい
山尾志桜里: 若手女性議員で敏腕: 元検察官で頭がよい
小池百合子: 都知事・外国語に堪能な元キャスター: 臨機応変で頭がよい

上のリストに上西小百合議員を入れても良いかもしれない。この人も一見ありのままのようでいながら、実は非常にクレバーなのだと思う。

いま世間で活躍している、輝いている女性はどの人も頭がよい人だ。

しかし、「頭がよい」という点については、これまでにも何度も投稿している。たとえば、これこれ。 

ずっと昔は頭がよいことを「賢しら(さかしら)」と呼んでいた。今では「賢い(かしこい)」という。「聡明」ともいう。サカシラは100パーセント負の印象を伝える形容詞である。現代のカシコイも「君は賢いねえ」と言われるのは、サカシラほどではないが喜ぶべき言葉ではないだろう。聡明な人と誠実な人と、あなたはどちらの人を信頼しますか?ま、趣旨はこれで伝わると思う。

小生の田舎で使っている「キョロマ」は、『またあの人が賢しら気に動き回っているわ』という言い方よりはよほど長閑な語感である。

頭をつかって、風をみて、一日中動き回ったり、雲隠れしたりしているが、肝心の結果が出てこない。忙しいわりには効率が悪い。キョロキョロしている割には、結果的には迷い道にばかり入りこんでノロマである。だからキョロマ。語源はこんなところだろう。

キョロマ達が時代の風にあおられて走り回っても、目立つことは目立つが、それは輝くとは言わないだろう。不動の定位置にあって光を放つのでなければ、「輝く」という動詞は使えない。

今回の「希望の党」と「民進党」の合流騒動を通して、頭が一番いい人は誰であったか。それは女性ではない。やはり民進党の前原代表が一番頭がいい。小池さんは他人がやるべき汚れ役を代わりに引き受けた分、人がよくて頭がわるい。ただ悪いはマイナス、いいはプラスとならないところが、人間評価の面白いところだ。

ただしかし、時代は変わったなあ、と。そう思いますヨ。ずっと昔の共産党では「日和見主義者」や「オポチュニスト」、「敗北主義者」って言ってネ、同志を異端分子に指名して粛清するときの決まり文句だったものですヨ。理念は立派だケド、現実には非人間的な共産党の体質を表す恐い言葉でありやした。それがネエ・・・、好機をとらえるっていうか、そんな賢しらなやり方が今では立派な「戦略」に昇格しているってンだから、時代も変わったもンだって、そう痛感するってエものでござんすヨ。

0 件のコメント: