衆院選の自民圧勝を受けて、ネットなど巷では
自民圧勝、中道大敗の理由には三つあり
といった風の解説記事があふれている。
全て《あと解釈》(=hindsight)である。
何しろ「結果」が「事実」としてもう可視化されている。
〇〇が原因となって△△の結果がもたらされるであろう
といえば事前の予想である。これは勇気のいる知的努力である。リスクも負担している。
これに対し、「あと解釈」というのは、判明済みの結果から逆に考えて
〇〇が原因となって△△の結果がもたらされた
というものだ。
可視化された結果から逆に原因を考えるという点では統計分析の《ベイズモデル》に似ている様だが、偽物である。
ベイズ分析とは、確認済みの結果をもたらしうる全ての原因を列挙してから、
△△という結果がもたらされた原因は〇〇であった可能性が高い
という議論をする。この可能性を「事後確率」という。つまり事後確率を計算するには、それぞれの原因から確認済の結果がもたらされる「事前確率」が分かっていなければならない。事前の予想ができる人のみベイズ的な事後分析が出来るのである。
なので、事前には黙っていたのに、結果が分かった事後になってから、原因はこうだったという記事は一切信用しないことにしている。
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