2015年9月12日土曜日

高齢化社会に多数の祝日は要るのか?

音大に通っている姪の発表会があるので、来週半ばから東京へ行く予定である。ところが、こちらに戻る日がシルバーウィークにさしかかる金曜日なのだ。

東京まで往復するときは、大体は新千歳空港の近くにある「いつもパーキング」に車をあずけておくことにしている。空港に隣接した駐車場に3日間預けると3600円かかる料金が大体半分で済むからだ。ところが、さっきインターネットで予約しようとすると18日以降はずっと満車だという。

カミさんは『シルバーウィークが始まるからねえ・・・油断したよね』と言うのだが、確かに油断ではあった。というより、実際の連休は翌週からであるのに18日からもう動き始めるのか、その辺の勘が鈍くなってきているらしい。小生も昔は祝祭日を待って旅行に動いていたのだが、今の仕事になってからは授業のある日は仕事に動く、そんな行動パターンになってしまっている。『人がいくなら、ウチにいるかな』と、そんな感覚だから、チケットはともかく、先手をうって駐車場を押さえておくところまで気が付かなかったということだ。

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しかしね・・・

自分が旅行にいくなら、他の人もいくはずだ、故にチケット、レンタカー等々、旅行に必要な資源は先手をうって押さえておこうと。そんな思考パターンをとっていたのは、ずっと昔のことである。その頃は、団塊の世代の方たちも現役でいらっしゃった。だから、なのだ。

今は、高齢化が進んでいて時間の自由がある人が多くなっているのではないか?そんな人は、わざわざシルバーウィークに旅行をするなどしないはずである。高齢者が連休をさけるなら、連休に動こうとする現役世代のプラスと相殺されて、シルバーウィークといっても客足のトータルはそうは変わらないはずである。しかし、現実には『連休だから混んでるのよ』。そんな状況だ。

どこかでおかしなことになっている……。小生としてはそう思われるのですね。

高齢者も週末や連休をまって動いているのか?平日は仕事をしているからか?そうなのだろうか?小生の周囲にも相当のお年寄りがいるが、「平日は仕事をしている」というパターンからはもう卒業しているご様子だ。

なぜいつまでたっても、連休は混む。こんな昔ながらのパターンが続いているのだろうか?

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そもそも連休をつくるための祝祭日が多すぎるのではないか?会社ごと、部署ごとにバラバラで休暇を交替でとればよい。それだけのことではないか。お上が連休をつくるから、会社側は平日の稼働率を一斉に100%にしているのではないか。だから連休中の稼働率をさげ、故に一斉に人が旅行に動くのではないか。だから混雑現象が発生するのではないか。

非正規社員が40%に達している現在、一斉に休暇をとる誘因は、社員の方にも、会社側の方にも、本来はもうあまりないのではないか。

だとすると、連休中の混雑はお上による自作自演の混雑ではないのだろうか。

ま、色々と疑問はつきないが、「国民の祝日」なるやり方も曲がり角にきていることは間違いないと思われる。

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