大震災が起こってそろそろ20日になる。今の時点で疑問に感じている点を覚書にまとめておきたい。後になって読んでみると、それなりに参考になることもあるかもしれない。
- 首相、官房長官以下、被災者支援、原発対応等々で忙殺されているのは分かるが、いずれも息の長い仕事である。首相官邸は基本方針を立てて人を使う役割を期待されている。いまなお忙殺されていて、何分かの記者会見しか説明の時間を持つことができないのか?
- 多忙を理由に国会を休会にしているのは理解できる。常任委員会に出席し続けるのは無理であろう。(注を追加: 参院予算委員会の本日開催を確認)それなら「大震災復興特別委員会」を設置し、政府の基本方針を国会に説明するべきである。なぜ国会に早く特別委員会を設置しないのか?なぜマスメディアは国会が震災復興に関連した審議を行っていない点を批判しないのか?
- 計画停電についてはわざわざ東電の記者会見を遅らせてでも首相自らが説明した。しかし農産物の県内一律の出荷停止については指示責任があるにもかかわらず首相自ら説明をしていない。何故か?
- なぜ震災翌日の時点で、まだ担当大臣、担当局長、東電社長も詳細を把握していないにも拘わらず、ほとんど情報を持たないままで(本当にそうだったのか?)、福島第一原発を首相が直接視察する必要があったのか?視察したことで、いかなる知見が得られたのか?それはどう生かされたのか?
- 官房副長官が各府省連絡会を隔日で開催しているというが、いつまでこの体制を続けるのか?
- そもそも閣議と震災復興に関わる案件処理の関係はどのような状態になっているのか?内閣の意思決定は適法に行われているのか?
小生が承知していない事柄もあるかもしれない。細かく言えばあだあるのだが、今後の報道を注意していきたい点である。
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