2016年3月7日月曜日

予想は事実に追い越される: 入試採点の今後

事実は小説よりも奇なり。
事実は予想の常に先を行く。

大学入試採点に人工知能を活用しようと本気で研究していくらしい。
大学入試センター試験の後継となる平成32年度開始予定の「大学入学希望者学力評価テスト」で、新たに導入される記述式試験の採点業務について、文部科学省が作業の効率性や安定性を高めるため、人工知能(AI)の活用を含めた技術開発を推進する方針であることが6日、分かった。11日の同省専門家会議で示される最終報告案に盛り込まれる見込み。大学入試の採点業務でのAI導入は国内初とみられるが、技術的な課題もあり実現までには曲折も予想される。
(出所)Yahoo! ニュース
(元記事)産経新聞 、3月7日

記述式答案をコンピューターが採点する、と。

一度採点された答案を人間の目で再確認するなら、そもそも最初から人間が読む方が効率的であるのだから、AIで採点した結果をそのまま信頼するという発想にちがいない。

大学入試は一度きりの人生の分岐点だ。それを人工知能でやろうという時代になってきた。

であれば、人間ドックの結果に対してコメントをつけるのは、当然、人工知能で十分ということになる。病気の診断もAIで十分。セカンド・オピニオンもIBMのワトソンにお願いしようか・・・。入試をAIで採点するなら、普段の定期試験の採点もAIでOK。教員は楽になる。契約書の文言検討にはもう人工知能が導入されようとする段階にある(はずだ)。国際取引で頼り甲斐のあるアシスタントになる(はずだ)。

企業のリーガルセクション、社内弁護士はいつまで健在だろうか。

プロスポーツで近年花形になってきたデータサイエンティストも、突き詰めればデータとAIがあれば十分であるし、はるかに低コストである。やっぱり近々失業か。

韓流時代劇ではないが『世の中、変わりつつあるようです』。
この言に尽きる。


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