先週から東京に滞在していたが風邪をもらって帰った。咳が止まらず、北海道に帰るなり寝込んでしまった。夜も喉がムズムズして咳が続いて、寝られない。たまには運の悪い日はあるけれど、"Black Week"になるとはなあ・・・予想していなかった。
新聞は読んでいない。ネットをぼつぼつ見始めたところだ。
防衛大学で任官拒否が激増した・・・フ〜〜ム。かみさんが『授業料返すのかなあ?』ときく。『防大は授業料はないヨ。食費・制服は支給、それに給料・賞与がつくはずだ』。それを返すのか、と。調べてみると、入学金・授業料相当分にあたる250万円を返納するとのこと。『やっぱりねえ』。それから何々・・・『任官拒否者は卒業式に出席できないみたいだね。別室で卒業証書(学位記?)を渡されるらしい。『それって可哀想なんじゃない』、『自衛官になるための大学だからなあ、中途で辞めた人は式に出さないということだろうねえ』。昔はそうでなかったと記憶しているが、最近になって厳しくなったようだ。
ネットを探索してみると、「国の守りに情熱を持っている人は全学生中の2割しかいません」、そんな男子学生の言が紹介されていた。
2割しか、というより2割もいるのかと小生は驚いた。
大体、総合商社に入って4年目の若手(というより新米)社員のうちの何割が、会社のためにビッグビジネスにとりくむ志をもっているだろう。無責任なことは言えないが、上司に対する不満とか、残業時間の多さへの不満とか、通勤時間の長さに対する不満とか、次の会議に出す資料の多さへの不満とか、「理解力のない」幹部たちへの不満とか・・・ずっと昔に小役人をやっていた頃を思い出しても、「国の役に立ちたい」という燃えるような情熱は、小生、もっておりませなんだ、な。
そんな「国の守りに情熱を持っている人たち」が、将来的には自衛隊の幹部を構成し、中心となっていくのであろう。同じことは役所でも同様で、若い頃から国のことを思い、超過勤務も厭わない人が長い時間の中でいつの間にか人の上にたち、大黒柱になっているのを発見したりする。総合商社や金融機関、その他諸々の会社でも事情は同じだろう。
最初の動機付け、今流の言葉で言えば「モチベーション」が最も大事である。結局は、ここに戻るのだ、な。
青春時代は道に迷っているばかりだが、すでに歩く道をきめていて、迷わない人もいるのは事実である。小生は前者のほうであり、周りの人をずいぶん振り回してしまった。まあ、そんなことを思う中で、自分一人が風邪で寝込んでいるくらいは、実害のないことだ。
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