反トランプ、というより反も親もないと言えるほど、客観的経済状況の変動はもはや方向が明らかなのだが、クルーグマン先生はインフレ再燃の酷い状況を指摘している。
War is peace. Freedom is slavery. Ignorance is strength. Inflation is down. Or at least that’s what Donald Trump says.
戦争は平和。自由は奴隷制。無知は力。インフレは下降。少なくともドナルド・トランプはそう言っている。
URL:https://paulkrugman.substack.com/p/the-bad-news-on-inflation-just-keeps
こんな風に書きだした後、
上の図を見ながらこう書いている:
My basic point — that Trump inherited a relatively benign inflation picture and threw that inheritance away with his tariffs and war — is even clearer from the PPI than the CPI. And the PPI is often a leading indicator of future consumer prices, so there’s no relief visible in the near future.
私の基本的な主張、つまりトランプ氏が比較的穏やかなインフレ状況を引き継ぎながら、関税や戦争によってその状況を台無しにしてしまったという点は、消費者物価指数(CPI)よりも生産者物価指数(PPI)を見ればより明確です。そしてPPIはしばしば将来の消費者物価の先行指標となるため、近い将来に改善の兆しは見られません。
来月の中間選挙では共和党の大敗が予測されているが、たとえトランプ与党が議会で大敗したとしても、 日本とは違ってアメリカは三権分立に基づく大統領制である。内閣不信任も問責決議もできない。
立法府が行政府の意思決定を抑え込むのは不可能で、せいぜいのところ大統領弾劾に向けて議会審議を進めることくらいだろう。
その間に、経済状況は決定的に悪化してしまう可能性があり、それでもト大統領は自分の非は認めず、事態悪化の責任は共和党を支持しない愚かなアメリカ国民にある、と。自分は善意でアメリカの偉大さを取り戻そうと努力してきたのだ、と。
多分、こんな展開になるのではあるまいか?

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