昨晩、小生が幼少年期を過ごした愛媛・松山で暮らす叔母から電話があり、亡くなった母の弟にあたる叔父が今月5日に他界したよし。小生にだけは知らせるようにと叔父が話していたそうで、それで電話をしたと言っていた。叔母は、話し始めたら声に詰まってもう涙声になるほどで、とても小生に電話など出来る状態ではないように感じたが、それでも叔父の言葉を覚えていて、かけてきたものと思われる。
ずっと昔、母方の祖父で裁判官をして生涯を送った祖父が喜寿・77歳を迎える祝いの席に、当時まだ健在だった父と母がそろって松山に帰ったことがある。その晩の祝宴には小生も同席した。今般亡くなった叔父と父は義理の間柄とはいえ、はた目にも波長があったと見えて、とても仲がよく、実姉であった母よりも叔父は義兄である父の方を慕っていたようなところがある。その夜、父は『武田節』を唄い、叔父は勤めていた農機具メーカーが熊本に持っていた事業所で仕事をしていたためか『田原坂』を謡った。調べは明るい肥後風であって薩摩風ではなかったと思う。父の声と叔父の歌声が交互に響くあの夜の母や叔母の笑顔はまだ眼前に髣髴とするのである。その夜、祝宴に出席していた大半の人は既に鬼籍に入ってしまった。
実に歳月怱々。この世は無常にして空である。
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上の愚息は、隣町の食品加工会社で非正規従業員として簡単な現場仕事をしているのであるが、先日、正規社員になってみないかと問われたそうだ。新規の共同事業を他社と始めるようで、PCを使える人物を探しているということらしい。どうやら、このところの人手不足で中々補充できないので、非正規社員にまで範囲を広げて声をかけているのだろうと推察している。ビジネス現場でPCを使えるかと問われれば、今の常識ではMicrosoft Office、つまりはワードとエクセル、パワーポイントを使えるかと言う意味である(と言ってもイイだろう)。
愚息は、大学時代に少し経験したが、不安があるので今回は辞退したいと返事をしたそうである。
思うのだが、ワードやエクセル、パワーポイントの操作に熟達しているかなど、この問いかけは今後はほとんど意味が失われていくだろう。Copilotを上手に活用すれば十分だ。
何がデータで与えられていて、どんな分析をして、どんな資料をつくって、要点をどうまとめるかを、自然言語でAIに指示すれば、希望する成果は直ちに得られるはずである。
もはや統計ソフトRの非体系的な文法規則を学習してコーディングする必要はない。Pythonで使用するライブラリーに定義されているオブジェクトの名称や、そのオブジェクトが備えているオブジェクト・メソッドやクラス・メソッドを覚えていることの価値も大幅に低下した ― これらはAIが代わってやってくれるのであるから。それに「正解」がある場合は、AIは滅多に間違えない。Human ErrorよりAI Errorの方が遥かにレアであるという事実は大多数のユーザーが日常的に実感しているはずである。
愚息には、AIは何でも知っている友人だと思って上手に質問ができるようになれと話している。
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