2015年8月5日水曜日

雑話 ― 最近面白いこと

最近面白いこと:

① 夏休みの宿題代行業

クレーム: 子供にウソをつかせているじゃありませんか?それでいいとお考えですか?

業者: いいか悪いかではなくて、必要とされているのですネ(=頼む人がいる、ニーズがある)。

小生の感想: 宿題をしなければよい。体裁を繕うだけのためにカネを支払っているのは親が愚かである ― ネグレクトを隠蔽するツールになるという悪意の見方もあるくらいだ。その場を切り抜けることを優先する育て方も子供にとっては損になる。故に、カネを払う側には実質的な利益がない。夏休みの宿題を、自慢にはならぬが、小生、半分もやったことはない。しませんでしたの一言ですませてきた。自分の関心に集中することの方が大事だ。

② 安倍内閣の不支持率

不支持率が58%にまで上がったとの報道あり。道新による道内世論調査である。

政党支持率は自民党が30%以上あり、それほど低下していない。民主党の支持率は10%である。政党支持の情況に大きな変化はみられない。

内閣支持率が特に下がったのは40台から50台で今年4月に実施した前回調査比でなんと▲28%。それに対して、20台から30台では支持率がなお60%を越えている。そして、高齢者は▲13%と現役世代ほどには下がっていない。このように年齢層で反応が分かれている。回答者は500人程度だから、標本誤差はせいぜい5%である(真値の両側で10%あるのでサンプルをとりなおすと10%程度までは上がるかもしれないし下がるかもしれない、が、これは極端だろうという意味)。大勢判断は数字のとおりだ。

学生デモが注目されているが、同じ若者で安倍内閣の不支持率が高いというわけではない。世間の現象をみて、一般化して判断しない方がよい。

現役世代の不支持率上昇は、アベノミックス→消費税率引き上げと進んできた経済政策が狙ってきたはずの<賃金引上げ→デフレからインフレ基調への転換>。この段階がうまく進んでいない。ここを注意してプッシュする必要がある。でなければ、一過性のボーナス増額で終わってしまう。ところが、政府の関心は、経済ではなく、結局は憲法問題・安保政策にある。まあ、この辺の期待外れ感が根底にあると見られる。安保政策自体に反対であると決めつけないほうがよい。

高齢層の不支持率上昇は当たり前。戦後的価値観と正反対の姿勢であれば、これはおかしいと感じるはず。

いずれにせよ、現内閣の政治姿勢に対して社会的ブーイングが広まっているのは事実だろう。とはいえ、内閣瓦解へ潮が流れ始めたとまでは言えない。流れが逆転する潜在的可能性をなお含んでいるとみる。

③ 民主党代表と韓国大統領の会談

日本では国会が開会中であるのに、わざわざ野党代表が韓国に行って大統領と会う。ふ~~んというタイミングだが、あれですな、首相の戦後70年談話。これだろう。

一方は崖っぷち。他方は追い風を生かせない焦りがある。「会おう」になったのだろうが、より困っている側が、先に持ちかけたのだろう。


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