クルーグマンやデロングのお二方はよく本ブログで引用させていただいているが、フランスの人口学者・エマニュエル・トッド先生の世界感覚も小生とは波長が合うので、何度かネタに使ったことがある。
最近でもこんな見方を述べている:
国際関係はイデオロギーや善意に基づいているわけではありませんし、そうなってはならないのです。
私は中国との穏やかな関係を提唱していますが、中国が巨大な勢力であることも認識しています。どれほどお互いに善意を持っていようとも、もし日本が自らの独立・自立・中立を守るための手段を持ち合わせておらず、また核兵器を保有せず、世界と良好な関係を保てない場合、日本は単に中国の属国になってしまうだけでしょう。日本は自国の独立を守るために、技術的な手段も持っておかなければならないということです。
また、中国の抱えている問題も受け入れる必要があります。たとえば、台湾に関しては中国を放っておくことです。日本こそが台湾の守護者だと考えるのをやめなければならないのです。この見方を好むか好まないかが問題なのではありません。中国との良好な関係構築のためには、相手国の利害についても認識し、各国の勢力関係をしっかりと見据えなければなりません。
だからこそ日本にとっては、核兵器の保有こそが唯一の選択肢だと私には思えるのです。日本は新しい国家理念を定義し、示すべきなのです。
この新しい日本の理念が、自国を核兵器で守りながらも国際関係においては中立性を保ち、自国領土から米軍基地を排除し、同時に「台湾は中国の一部であるという事実を受け入れる」という構想を掲げるのであれば、日本と中国は平和に共存する道が開けるのではないでしょうか。
Source: YAHOO! JAPAN ニュース
Original: Courrier Japan
Date: 8/4(火) 19:45
URL: https://news.yahoo.co.jp/articles/a30edf2968cbe57b517225f9a72eb456c706c81d
上のような中国観(とアメリカ観)、そして防衛感覚に小生は100%賛成する。
しかし、高市・現内閣の基本方針とは正反対になるであろう。
そればかりか、経済政策をみても日銀の独立性への目配り、長期的な税制改革への展望もなく、
まるでアメリカのトランプ政権の無戦略を戦略とする戦略(?)を模倣する戦略(?)をとりつつある
こう感じられるのだ、ナ。
食料品に対する消費税率ゼロは、それ自体として最初から否定するべき方向ではない。現に多くの「先進国」で同じ政策を実行している ― ChatGPTにでも聞きなせえ。
とはいえ、実行するなら実行するで合理的方法を選択する必要がある。
理論なく政策の断行をもって最上の政治とする政治哲学
高市内閣の経済政策は《超・経済政策》と形容してもよいだろう。"Sanae's Ultra Super Economics"、略して"SUSE”とでも小生は呼びたい。
太平洋戦争開戦の直前、総理就任前の東條陸相が御前会議で発言したときく:
人間、たまには清水の舞台から目をつぶって飛び降りることも必要だ
令和・日本の高市現首相の風貌と声音をTV画面で視て、昭和16年当時の東條英機首相のたたずまいの、男女の別はあるけれども、生まれ変わりのような既視感(デジャブ)を覚える人は他にもいるかもしれない。勤勉さと頑固さ、押しの強さと狭い視野が同居しているお人柄ということなのだろうか⋯⋯。ご本人と話したことは勿論ありませんが。
どうせ清水の舞台から飛び降りる覚悟が出来たなら、前にも投稿したが
さすが極右の女性首相
こんな風に感嘆できる政策断行を次々にやっていって欲しいものだ。
とはいうものの、あまりに任重く、道はあまりに遠い。
マア、一年以内に自爆する確率が60%以上はある
そんな予測をしながら観ています ― 世間の風は「下手なシノギをして⋯⋯、もう詰んじゃったなあ」という方向に吹き始めているようだが。
前にも投稿したが、(首相ご本人のかどうか分からないが)皇室観だけであった、共感できる点は。
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