2016年5月28日土曜日

Windows10へのアップグレード騒動?

仕事場のPCはまだWindows7を使っている。それより高速な方はWindows8.1だ。ともにオラクルのVirtualBoxを入れてUbuntuで作業をすることもある。齢も齢なので今更Windows10にする意思は毛頭ない。いずれにせよ、仕事場で使っているPCは退職すれば大学に返納するのだ。環境は変えたくない。そんな心理は誰にでも理解してもらえると思う。

ところが、マイクロソフト・ジャパンは強制的アップグレードを開始した・・・というので状況は一変した。

もうすぐアップグレードが始まりますというダイアログが出て困惑した人は多かろう。あまりに五月蝿いので、そんなに言うならするよという気持ちで、昨日は常用しているLet's NoteのWindows7をアップしようと作業を始めたのだ。そうすると、パナソニック製のノートPCには多数確認されている問題のようなのだが、"Intel(R) Dynamic Power Performance Management"は互換性がないので「アンインストールするか?」と聞いてくる。「いいよ!」とOKボタンを押すと、アンインストールできなかったから「手で削除しなさい」というてくる。ところが、この"DPPM"というソフトはコントロールパネルのプログラム管理からはうまくアンインストールすることができないようなのである、な。

問題解決策としては幾つか提案されている。そもそもこの現象はWindows8へのアップグレード時にも確認されていたようだ(たとえばこれを参照)。同じことをやってみるが、いくらやっても同じ結果になる・・・。

アップグレードを強制するマーケティングも戦術として理解困難だが、強制的に時間を無駄にさせられることには実に腹が立った。

全て記録しておけば問題解決へのステップとしての意味合いがあるが、色々と調べているうちに日本のソフトウェア会社がWindows10導入を勧めるソフトを表示したり、動作するのを抑止するツールをこの春に無料公開してくれていることを知る。


早速インストールして使っているが、望んだ状況を作ることができた。そもそもこのツールの本来の目的はWindows10へのアップグレードを円滑に実現することである。その中の一つのツールとしてアップグレード自体を抑える機能を含めてくれたわけである。

本来はマイクロソフト社が行うべきサービスを民間ソフト業界が担当している。日本ではなくアメリカなら、無駄な時間を不当に費やさせられて損害を被った、その損害を弁償しろという訴訟が起きてくるのではないか、と。というか、今回のマイクロソフトの戦術はそもそも不当行為に該当する(のではないか)。そんな心配も心に浮かぶ最近の状況ではある。


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