酒が回ってくると、自分が何を言おうとしてこんな話をしているかが分からなくなる時がある。これも久しぶりだったのだが、
ありゃ、何を言おうとしているんだったかなア・・・
あのネ、女の人はネ、何を話そうとしているかはほとんど気にしないみたい、だから話題がどんどん変わっていってもネ、それはそれで話していること自体が面白いって感じてるんだって聞いたことあるヨ。
そりゃそうかもしれんよ、男はサ、話題がどんどん変わっていってサ、しばらくすると誰かがね『でえ、話しを戻しますネ、〇〇さんが●●だって話をしていて、△△さんは▲▲だってことを言ってました。結論としては、どうなるんですかね?』ってサ、必ず一人出てくるんだよ。
アハハ、いるいる。あまり呑んでいないんだよね、そんな人、結構、頭冴えてるんだよネ 、で話を戻すんだよね。
そりゃ、呑まなきゃ、頭も冴えるわサ。男はさ、これこれこういうことだから、どうなるんだって、結論を出さないと気が済まない。
そう男には結論が大事なのよ! 話のかたをどうつけるのさって。途中で終わったらいかんでしょう。
女のおしゃべりは、ぐるぐる回って、最初と同じ話に戻っても、それはそれで楽しかったって。結論みたいなものは出さない・・・って言うか、出さないようにする。そんなところがあるかもね。男が生きていくには<方向感>が絶対に欠かせない。目的なくこうしている、というのには耐えられない。女はどこに行くという目的がなくとも案外平気のようだということは、小生のカミさんを日常観察していてもそう感じるのだな。女が必要とするものは<居場所>、つまりここにずっといる、ここは平和である、そんな感覚だとみている。なので、どこかに向かって進んでいるのか否かという事柄には無関心である。むしろ勝算もなく夢を追って旅に出るなどという愚行には付き合おうとしない。
そんな男と女が、「本来男女に違いなし」という原理原則にたって、イコール・フッティングでコミュニケーションをとろうとしても、感性は違う、求めるものは違う、問題解決法は違う、円滑にいかない。こうなる可能性は少なからずあると小生は思っている。互いにイライラする、これだけでもうハラスメントである。いわゆる「ハラスメント」の種は、「浜の真砂」が尽きるとも尽きることはないであろう、と。小生、そう思っている。
男女共同参加は立派な理念だ。しかし、それが「世界の大勢」だと吹聴し、そればかりをパロットにように反復するのは、1900年代末から2000年代初めに何かといえば「グローバル・スタンダード」を標榜した新自由主義者と同じ単細胞型の言動だ。
大事なことは人間の脳みそから生まれたシンプルな理念ではなく、複雑な自然の認識、細部にわたる現実の理解のほうであろう ― 何しろ小生は旧世代の中でも保守的なグループにいる。そう思ってしまうのは仕方がないと言うしかない。
◇ ◇ ◇
ホテルに滞在中、先日購入したWALKMAN ZX2でよく音楽を聴いた。SHUREのイヤホンがそろえば言うことはないのだが、今のところAudio-Technicaの廉価品で我慢している。
弟は学生時代によく『さだまさし 帰去来』を聴いていた。その中の異邦人(エトランゼ)は小生も好きである。
アルバム版限定のセリフが挿入されている。
意地を張るのに 嘘ついて・・・
嘘を隠すために また 嘘をつく・・・
たとえば・・・
「ごめんなさい」が 素直に言えたら・・・
こんな遠回りなど しなくて済んだだろうか・・・
安倍政権は既に末期的段階にさしかかっていると見られるが、どこで失敗したのだろう・・・、あれほど高い支持率を誇っていたのに、と。いまは後悔の念に苛まれているだろうネエ。
ZX2はAndroid(ただし4.2)を搭載しているので、ネット経由でAmazon Musicを利用できる点が便利である。
聴いていると、"Amazon Music Unlimited"を始めませんかと勧誘してきた。Primeには入っているが、Unlimitedは月額800円弱が必要だ。商売が上手いというか、えげつない。思わず入ってしまった。
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