2025年7月21日月曜日

ホンノ一言: 日本もまさに「海図なき航海」に入ったかも・・・

昨日の参院選は事前の予想とほぼゝ一致する結果になった。そして案の定、日本政治の行く末が五里霧中になって来たというか、先行き不透明感は増す一方になって来た。

海図なき航海・・・いや、そればかりではない。船長も名ばかり、一等航海士も名ばかり。その知識レベルは怪しいもので、船客の中のヨットマンの方がまだ海を知っている。さあ、どうする・・・と。そんな状況に日本は丸ごといるという感覚だ。ま、誰のせいでもない。日本は民主主義国家なのだから。

ロシア、中国の選挙介入活動が云々される中、日本政治の振れ幅は今後も拡大する可能性を残した。

例えば、これから一カ月、SNSでどんなバズリ方をするかで、もう一度投票を行うと仮定して、次回投票日の結果はどうなるか見当がつかない。

更に考えると、時間間隔を極端に短くしていっても、その微小時間内の変動がとんでもなく大きくなる確率がゼロでない。こうなると《究極の不透明性》というヤツになる。これは金融工学でよく使われるウィーナー過程ではない。

予測などは意味をなさなくなるが、まだこれほど酷くはない。

茶番だと 知りつつ向かう 参院選

    くだらなき世の 果てぞ待たるる

少し古語を混ぜて

末法と わきまへつつも 参院選

    くだらなき世の すゑぞうたてき

こう書き変えると、(社会構造は意外と連続的に変化していたようだが、しかし)政治構造が激変した平安末期から鎌倉初期の趣味に近くなるかもしれない。

ほんと・・・、20年後の日本は想像を絶する別の国になっている(或いは、成り果てている?)かもしれないと思う。

閉塞感と世直し待望感が臨界点を超えると、これまでにない事が流行し、見たことのない社会現象が見られるようになる。その時代に生きている人には驚きだが、長い期間をおけば、これまた循環的に生じている世相というものでもあるわけで、これまた歴史の経験から予測できることだ。

当たってほしくはない将来予測だが、覚え書きまで。

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