どうやら安倍総理の願望に沿って事態は進んでいるらしい。
【ワシントン=阿比留瑠比】訪米中の安倍晋三首相は22日午後(日本時間23日午前)、日米首脳会談後の記者会見で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について「聖域なき関税撤廃が前提でないことが明確になった」と述べた。公約に明示した参加要件には抵触しないことになったので、首相の持論である<TPP参加>をいつ明言するかに焦点はうつる。
そのうえでTPP参加について自民、公明両党に説明し政府に一任を取り付けた上で「なるべく早い時期に判断したい」と語った。(出所:msn産経ニュース、2013.2.23 07:40)
昨年のいくつかの投稿では、たまたま選挙当日により多くの票を得ただけの、まあ抽選に当たったのと大差のない国会議員集団が、どれほどのことを為せるのか、甚だ疑問である、と。そんなことを何度も書いては覚え書きにしておいた。
政権獲得は当選者が多数であることで実現する。しかし当選そのものにはほとんど価値はないのである。玉と石が、近い場所にうずたかく積もってしまった、ロジカルには秋の落ち葉の山がどこにできるかという話しと大差はない。
ぬれ落ち葉集団は、政治家としての仕事をして、結果を出して、その結果が日本国全体の利益、経済指標としてはGDPの拡大に寄与することができて、平均株価の上昇トレンドをもたらすことができて、はじめて落ち葉から<政治家>に呼称が変わるのである。国民全体の幸福を増すことができるのか?そんな窮極的目標は最低限の目安を達成したあとのことである。このことを痛感するねえ……、過ぎし民主党政権下の3年間を思うと。既に鳩山元首相は、「最低でも普天間基地の県外移設」を口にしたことを謝罪したようである。
<政権交代>そのものには何の価値もなかった。社会科学上、確認しておくべき事実だと思う。まあ、歴史的データとしては活用するべきだろうが。
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