2018年3月6日火曜日

一言メモ:日韓関係の心理的側面

日韓外交を議論するとき、中華思想の残滓がまだ残っている韓国の国民心理に日本に対する韓国の格上意識が実は重要なのであるという指摘がある。その意識の根本には、中国を文明の中心であると(無意識に)評価する中華思想があり、中華の中心から地理的に離れている日本よりは朝鮮半島のほうが文化水準が高い。そんな儒教的価値観がある。そんな風にみる有識者(?)もいるようだ。

まあ、何となく分かるような、分からないような、ストーリーである。

もし韓国の側に国と国とをタテの関係で見る習慣が身についているとすれば、そもそも日本側にも朝鮮半島を元植民地として見るようなタテの意識がある。日本がタテの意識をもって朝鮮半島をみていることの反射関係として韓国もまた儒教的価値観から自国の方が上である、と。

要するに、日本も韓国も人と人、企業と企業、国と国など、森羅万象をタテの関係で見る習性から脱し切れていない。ここに東アジア外交の心理的ややこしさがある。そう思われるのだな。

日米関係はアメリカが強く、日本は従属国である。ただこの一言で十分だ。アメリカ人は社会をタテの関係で見る習慣はない。ただ強弱と戦略があるのみ。利害得失で外交ができる。なので、日本の思うようには行かないが、分かりやすいところもある。

こんな感じか・・・

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