と言えば恰好はいいが、昨年末に4200円で売却したソフトバンク株は文字通りの想定外。案に相違してアメリカの通信会社スプリント・ネクステル社だけではなく、ス社が買収しようとしていた高速無線通信会社クリアワイア社も手にすることができる見込みになった。
ソフトバンクが米高速無線通信会社クリアワイヤを傘下におさめることが確実になった。26日、同社に対し実施していたTOB(株式公開買い付け)をとりやめると米衛星放送会社のディッシュ・ネットワークが発表。ソフトバンクが買収する米スプリント・ネクステルがクリアワイヤを完全子会社化する。
ソフトバンクはクリアワイヤが持つ周波数を活用し、高速通信サービス「LTE」ネットワークの整備、拡充を急ぐ。クリアワイヤは7月8日の臨時株主総会で、スプリントの提案を了承する見通しだ。
(出所)日本経済新聞、6月28日競合していた米国・衛星放送企業ディッシュ社をおさえて完全勝利したわけだ。まさかこんなに上首尾になるとは……。
ソ社の株価は勝利をおさめるまでは、多事多端な乱高下を示すだろうと心配していたが、今日14:05現在、5780円である。
(出所)Yahoo!ファイナンスで作成
これに対し、3月下旬には下がり切っていると判断して、今後のTPPの進展にも期待して買った三井物産株は下のようだ。
(出所)Yahoo!ファイナンスで作成
ナント、ナント……、「あまりのことに、涙こぼるる」というやつだ。
それにしても、物産株をいま買えば、高い配当もあって配当利回りは3.43%である。急騰したとはいえ長期国債なんて目じゃないのである。理屈からいえば、株価はもっと上がるべきだ。おかしい……。
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