2017年5月1日月曜日

小人閑居から申酉騒ぐになってきたが・・・

以前の投稿を見ていたのだが、これは我ながら卓見だと感じたのが一つ。
本日は、WBC決勝、大相撲大阪場所、それから降ってわいたような森友騒動にかかわる籠池理事長の国会証人喚問の三つが重なり、どれもTV中継で視聴率が見込めるとあってマスコミ「現場」は「嬉しい悲鳴」をあげているという噂だ。
(中略)
小生の上の愚息は熱烈な相撲ファンである。
NHKは証人喚問を終わりまで、Eテレは高校野球、その余波で大相撲が5時からの中継開始になってしまったと、嘆いていた。
国会・予算委員会という劇場で上演されているドタバタ劇よりは、ここ最近の大相撲の方がもっと緊迫感があり、かつ幅広い視聴者から希望されている番組であったのではなかろうか。少なくとも、小生は甚だバカバカしく、とても最後まで観る気にはならない内容であった。
もしも森友事件の登場人物に首相夫人の名前がなければ、大相撲を押しのけて中継されるようなイベントにはならなかったはずだ。
(中略)
まあ、これらすべて、トランプ米新政権がいまだ機能不全であるためだ。
何もリアルな衝撃となって、日本に投げかけられるものが出てきていない。
中国は党大会の年であり「内向き姿勢」。韓国もまた政治的に機能不全状態。ヨーロッパもまた選挙の年であり「内向き姿勢」。英国はEU離脱でそれどころではない。
加えて、世界経済は2015年~16年に進んだ石油等の国際商品価格暴落から回復し、明るい見通し。心配される状況ではない。
国際政治経済をみると、日本はいま何をしてもよい、というか宇宙遊泳に似た状態なのである。
このチャンスを生かしてロシア外交を大いに進めればいいのにと思うのだが、所詮、択捉や国後は日本国民の関心外と思われる。ロシアは共同経済活動にロシアの法律を適用すると主張しているが、このことを大きく報道したマスメディアは皆無である。瞬時のうちに話題から消え去った。
投稿日付:2017年3月23日

4月に入ってからは、ト大統領が敢然と攻勢に出て東アジアは騒然となった。トランプ政権がついに走り(暴走?)始めた。想定外のその衝撃の中で、さすがの「森友騒動」も急速にテレビ画面や国会舞台からフェードアウェイしていった。

やはり「リアルな衝撃」は、「疑惑の衝撃」、「想像上の衝撃」を打ち消すわけであり、この事自体は、日本社会がまだまだ健全である証拠であった。

ロシアの出方や思惑、日本の対ロ外交が鍵となる点も上の投稿には書き込まれており、我ながら感心した次第だ。

どちらにしても閑居していた頃の国会は、よく言えばディベート、悪く言えば国会中継の視聴率向上を目指した営業としか外部の目には映らない。そんな印象であった。

しかしながら、北朝鮮が日本に向けてすぐにはミサイルを打つ心配はない。狙われるとすれば、まずは米海軍か韓国であろうと安心する心理が心中に広がってきたのだろうか、この2、3日になってまた森友騒動が再開される模様になってきたのは、やはり「小人閑居」の癖が抜けないのだろう、と。

時折しも大型連休の真っ只中である。やっぱりね・・・。「閑居」である。

そう見ているところだ。
いやまあ、あとから振り返るといかなるストーリーで語られるのだろうか?昨年から今年にかけての世情は。

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