ある人が「一人っ子はかわいそうですねえ」とコンビニなどで頻りに言われるので、一発でやり返せるような名文句を相談したところ、色々な意見が出てくる、出てくる・・・という様子である。
目についたページから引用させていただこう:
この投げかけに対し、掲示板では、やはり「スルーする」という声が多いなか、
“兄弟がいるから必ず幸せとは限りませんけどね~と返す”
“そういう固定概念を抱いてる人こそ可哀想です”(原文ママ)
“無理して兄弟作るよりいいと思いますけどね(^ー^)”
“あー、昔はそう言う考え方もありましたけどいまの時代一人っ子なんて普通ですよー笑”
などの返答を提案する書き込みがあった。ちなみにTwitterにも、“一人っ子=かわいそう”とされがちなことをボヤく声は散見される。URL: http://news.livedoor.com/article/detail/14945438/
小生は三人兄弟だ(妹と弟が一人ずつ)。いま妹は東京に、弟は福島・いわきに住んでいる。
『兄弟がいるから必ず幸せとは限りません』というのはその通りかもしれない。いま現時点で、小生は遠く離れた北海道に住んでいるので頻繁に行き来できるわけではない。齢をとるとお互い別の生活になるので、何日かに一度は電話をするという関係でもなくなる。なので、兄弟がいるから幸せというわけではない、というのは確かにそうだ。
しかし、幼少年期を通してずっと一人っ子であったとしたら、(想像は難しいが)やはり多分、淋しかったろうなアとは思う。というのは、少なくとも高校くらいまでは毎日兄弟で遊んだり、おしゃべりをするのが常であったからである。小生は自分の学校で友人が少なく、引っ込み思案でもあったので、余計に兄弟がありがたかった。大学に進み、時々実家に戻るようになってからも、帰れば兄弟がおり、昔のように遊ぶことができた。時には口喧嘩をしたり、邪魔に思ったり、うとましく感じる時もあったにせよ、全てをひっくるめると楽しく、懐かしい思い出である。両親には感謝している。
兄弟がいれば協力できるとか(できないとか)、一家の安全保障になるとか(ならないとか)、二人より一人の方が限りある養育費を集中的に使うとか(使わないとか)、諸々の要素は一切無視しておく。
ともかくも思うのは、一人っ子でもいとこがいればいいでしょ、というのは誤魔化しであるような気がするし、友達がいれば親戚なんていなくてもいいじゃないと言えばそれもそうかもしれない。が、これは小生の記憶とはかなり違ってもいるのだ、な。
というか、一人っ子は可哀想なのかどうなのか?親世代が議論しても結論などは出るはずがない問題だ。一人っ子である当人が、成長してから兄弟のある他人をみて、どう思うかで決まることである。成長した一人っ子たちは、兄弟がいたほうがよかったと思うのか、思わないのか、いずれ統計的に判定できる事だろう。
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