一方、ドイツ紙(Sueddeutsche Zeitung)には<EUROの将来も含めて、何ごともイタリア次第である>という見方が出ている。
Die Zukunft des Euro wird nach Einschätzung von Deutsche-Bank -Chefvolkswirt Thomas Mayer im kommenden Jahr in Italien entschieden. Sein Überleben werde von der wirtschaftlichen Entwicklung des Landes abhängen, sagte er der "Frankfurter Allgemeinen Sonntagszeitung". Anfang 2012 werde Italien in eine tiefe Rezession stürzen, und "wenn es dem Land gelingt, da vor den Wahlen im Mai 2013 wieder herauszukommen - was ich erwarte -, dann kann Italien ein Vorbild für alle südeuropäischen Staaten werden. Ansonsten wird die Eurozone auseinanderbrechen."(25,12,2011)来年早々にイタリアは深刻な景気の落ち込みを迎えるだろう。5月の選挙前にうまくケリをつけるか?もしできていなければ、イタリアが先駆けとなって、あとはドミノ式に倒れて、ユーロ圏は瓦解するだろう。まあ、そんな見通しを民間金融機関はもっているようである。
とても深刻である。が、ドイツを先駆けとした早期の景気回復も期待できる余地が出てきた。綱引きである。
それにしても夏場のECB金利引き上げは、どう見ても余計なことではなかったのだろうか?その政策ミスが今回の欧州景気のネガティブ・ショックになったのではないか?経済学の限界をも示す誤判断にならなければいいがなあ。そう思っているところだ。
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