学校で何かを教わったり、年長者が自分の経験を語り継ぐことによって、どれほど苦悩に直面している当人を救えるのか正直分からない。分からないのだが、この世の現実を言い表す言葉はいくつもある。
不自由を常と思えば不足なしは徳川家康の遺訓だが、ゲーテの名言もある。
もっとも悪しき日に生まれたものには、悪しき日々すらも快適だ。
TVの新番組でも精神内科医が登場した。それだけ罹患している人は多数に上っているのだろう。ドラマをみていると精神分析系の治療法から脳科学系のアプローチまで最近では複数の流儀に分かれてきているようだ。西東詩集『箴言の書』
どちらにしても心の病は、風邪やインフルエンザのように1週間や2週間たってから『どう?よくなった?』とは言えず、まあざっとみて1年が相場、というか半年たって悪化してきたのなら、良くなるのも半年はみておく。そのくらいの心構えで焦らずに快方をまつ。それしかないようである。まして、特効薬など、あと二十年もしたら市販されるのだろうかと。待つしかないようだ。
話しだけを伝え聞くと父が苦労をした時と状況はいまだに本質的には変わっていないようである。
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