2012年6月24日日曜日

日曜日の話し(6/24)

20世紀ドイツ表現主義派の一人であると目されながら、実際には仲間と共同行動をとることは少なく、特に日本人にとっては非常にマイナーな芸術家であると思われるエミール・ノルデ。前の投稿でとりあげたが、ノルデが描いた花の水彩画は大変高い評価を得ていて、いま画廊に並んでいても好評をえるような気がする。実際、日本でもノルデ展が開催されたことがあったことを知った。2004年のことだから、8年前になるか。


Emil Nolde, Red Poppies, 1920, Philadelphia Museumu of Art

和紙に描かれていて滲みの効果がいい雰囲気を醸し出している。小生もノルデの作品なら何でもいいから自分の部屋に飾りたいものだが、高いだろうねえ。

先日届いたiPadでWacom製のスタイラスペン”Bamboo Pen”で計算をしたり、メモを書いたりしている。昨日、同社が提供している手書きメモ・アプリ"Bamboo Paper"を使ってみた。老舗アプリであるPenultimateも十分上質の書き味だが、Bamboo Paperはその上をいきます、な。ペンとの相性がいいのだろう。特にインクの色味と画面に表示される紙の材質感が素晴らしい。こんな落書きをして、挿絵を入れておいた。
桜は心にいたすぎる
梅は孤独で寂しすぎる
藤は優雅だがふりむかない
紫陽花はしくしく泣いてばかりだ
向日葵は笑いさざめくが私の顔をしらない
萩は祖母のように心配ばかりする
桔梗は私からはなれていく
山茶花は忘れっぽい友だ
芥子はノルデが愛した
小沢一郎の妻が告発したと言われる文章が出回っているよし。鳩山派の二、三人は消費税率引き上げ法案に造反するという報道だ。政治家は闘争を嫌がっていてはいけない。昨日、今日、新聞が伝えているような状況が嫌だと言うなら選挙などに立候補するべきではない。それでもナチス政権幹部で広報担当相であったヨーゼフ・ゲッベルスがノルデの水彩画を好んでいたというのは、甚だ上質の趣味であったものだと思うなあ。ノルデは、ゲッベルスのような人間のために、ケシより泥に咲く睡蓮を書いてあげるべきだったのでしょう、な。ゲッベルスと言うと、以前、第二次世界大戦中に大指揮者フルトヴェングラーがベートーベンの第9を指揮をした時の情景をYouTubeで見つけた。探してみるとまだあった。映像中にゲッベルスとリーフェンシュタールに似た人物がいたと思ったが、他人の空似かもしれない。




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