2018年2月10日土曜日

メモ: 泰明小学校のアルマーニ制服について

東京銀座にある泰明小学校の前の通りは在京時代に食事に買い物によく歩くことがある。その近くにあった中華レストラン「東京飯店」(だったと記憶しているが)は、製鋼企業に勤務していた叔父が好きで、役所の仕事をさぼって足を延ばした時など、よく行ったものだ。また行きたいのは山々だが、もうないらしいのだ。銀座の中華レストランといえば、「中華第一楼」の冷麺(冷やし中華などという俗なものではない)。ある先輩が好きで知ることになったが、この店も(歩いて確かめたわけではないが)もう閉店してしまったらしい。そういえば、中華ではないが阪急の階上にあった「コックドール」。実に好きな店だった。いけば必ずエスカルゴを頼んだものだ。この店も既になくなった。実に歳月怱々。昔の銀座はもう訪れようとしてもかなわぬ曾遊の地となってしまった。

その泰明小学校が再び世の注目を浴びているのだから面白い。それも制服。いまどき小学校で制服を着用させるところがまだあったのか、と。数十年の昔にさかのぼったような感覚を覚える一方で、服のデザインは何とイタリアン・ブランドのアルマーニだ、と。

なにか京都の南禅寺のそばにある店でキャビアを賞味するような感じだネエ・・・、にしても、なぜアルマーニなのか??

アルマーニの制服採用を決めたのは校長先生だと報道されているが、なぜ数あるブランドの中からアルマーニなのか?

そこが、小生、はなはだ不思議でござった。なぜバーバリーではないのか?なぜイブ・サンローランではないのか?なぜブルックス・ブラザーズではないのか?

公立小学校で制服をデザインするなら、イッセイ・ミヤケ・・・はもうお年か。KEITA MARUYAMA(丸山敬太)はいいらしいぞ・・・、日本航空の客室乗務員の制服デザインも手掛けているらしいし。

公立なら「国産愛好」を考えてもいいのではないですか。小生が関係者なら意見を言ったろうなあ・・・。(今でもそうだと思うが)役所で会議があるときに出されるお茶は、コカ・コーラの「綾鷹」ではなくて、伊藤園の「おーいお茶」だった。

どうしてもそんな疑問をもつネエ。

結局は、(公費が直接的に支出されるわけではないが)公的機関によるデザイン発注業者選定手続きが適切であったか否かという、最近よく発生しているパターンの問題の一例になっていくのではないか。やはりカネのからむ事柄であるし。

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