今週月曜から福島県いわき市に滞在している。弟の恋女房が急逝したのだ。その急報が弟からあったのが2月1日、月曜早朝の電話であった。
『悪い知らせなんだけどね・・・あの・・・H美がね・・・死んだんだ』
『エッ!・・・・・・』
『昨日(1月31日)の夕方、5時39分。大動脈解離だって』
これだけを記録しておけば、何年たっても、その後のやりとりや、その時の気持ちを思い出すには十分だ。
14時のエアドゥの空席が運よくあったので、羽田経由常磐線で駆け付けた。今週は週半ばに最終回の授業があり、その後は毎日学部の定期試験の監督が入っていたが、授業は休講、試験監督は旧知の同僚に代わってもらった ― もちろん休講した授業には補講をするわけだ。
先週来、小生は腸炎で、加えて「一度殺菌しましょう」というので抗生物質を服用し、そのため絶え間のない下痢、というか便意に憔悴していたので、旅行は本当に大変であった。
いま福島県内のホテル事情は原発処理事業関係もあって、外からどんどん人が入ってきているということで、どこも満室状態で、1週間の滞在場所を確保するのは実に大変であった。
初日は弟宅に近い勿来の隣駅にある「ホテルみどり」がとれたが、その後はいわき駅前に移った。火曜、水曜が東洋ホテル、本日木曜から三泊がセレクトインである。
腹の痛みは次第にとれてきている。今日の夜は「大石」という店で鍋焼き饂飩を食った。結構大きな鍋でこれだけ食べてなんともなければ大丈夫だとカミさんは話している。
後から入ってきた男女連れが後ろの席に座ったが、話をきくともなく聞いていると、どうも小生とは同業の人たちらしく、年長の男性は原子力関係の専門家、どこかの大学で授業も担当している様子であり、女性のほうは新しく来た若い人で、この地域の大学事情をいろいろと教えてもらっている。そんな雰囲気で、カミさんもすぐに旦那と同じ職業人と気づいたそうである。
その大きな鍋焼きを食ってすでに3時間。特に何ともないので、腹のほうは北海道に帰るまでもちそうだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿