2016年2月26日金曜日

『一生懸命やっています』にそれ自体としての価値はない

頑張ッテルカイ?
一生懸命ヤッテマス!

もう少しで4月である。新年度だ。ルーキーがまた入ってくる。

上のようなやりとりが、恩師と弟子、先輩と後輩、友人、家族の間で何度も、何度もかわされるに違いない。


しかし、しばしば無視されたり、見逃されてしまうのだが、一生懸命やっているということそれ自体には何の価値もない。善くも悪くもなりうるのが「一生懸命」というヤツだ。

正しい出発点から、正しい方向に向かって、歩いている時にのみ、その人の毎日の努力は意味があり、正しく、やがて成果が出る。

そうでなければ、一生懸命にやっていることには全く意味はない。直ちに止めなければならない。吾レ日ニ吾ガ身ヲ三省ス、あるいは海軍の訓戒「五省」も、それ故にこそある。

最初が肝心。千里の道も一歩から。初心忘るべからず。

単なる格言をこえて人生に当てはまっている経験則だ。大事である。

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