第1:
「上意下達」という組織原理に疑問を抱き、問題を発見しようとする姿勢は、これは健全だと思う。ただ、本日の道新朝刊でも記事になっていたが、自衛隊でも
「上意下達」意識改革がカギこんな記事が載ってしまうのが今の世相である。時代の流行を追っているのだろう。
防衛省がパワハラ対策
まったく「時の勢い」というのは怖い。
自衛隊の行動原理が「上意下達」から「創意自由」へ切り替わったら日本はどうなるのか?自衛隊は総理大臣の指揮に服するという原理はどうなるか?武装集団が上意下達に疑問を抱くとどうなるか?実に怖いことである。
江戸の旧幕時代、「上意である」という一言に全員が服した時代の倫理観を改めて見直したいくらいだ。
第2:
お盆に帰省した子供夫婦への禁句があるそうだ。
子供はまだ?
孫が楽しみだわね
これを言っちゃあいけないそうだ。
小生は旧世代に属するので、結婚をすれば子供が待たれる、大学に戻れば教授になるのはいつか、学位はいつとるのか、と。激励にも似たプレッシャーを受けてきた世代である。
現代の若手世代は多分プレッシャーが嫌いなのであろうということは憶測可能である。
これは一般論なのだが、親世代の期待がどこにあるのか。それを耳にするのに負担を感じるなら帰省しなければよいのではないだろうか。そもそも親子とはいえ、独立すれば狭い意味の家族ではなくなるのだから、名々の行動は自由である。盆と正月には帰省しなければならないという規則はない。若夫婦で海外旅行、水入らず。何も悪くはない。
親も子も年々齢をとる。親子の関係であっても年齢に応じた交際、コミュニケーションに変わっていくのは自然なことである。
「もたれあい」ではなく、「助け合い」で行きたいものである。助け合う意志が薄弱なのであれば、帰省して休憩しようとする子供家族に謝して断るのも教育の一環かもしれない。
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