2023年1月28日土曜日

ホンノ一言: これって「利益誘導」になるかネエ・・・

昨日投稿に関連して一点だけ補足:

話題沸騰中の三浦さんだが、国際政治学者としての学識・実績は専門も違うのでよく承知していない。

が、政府の有識者会議である《成長戦略会議》の場で大いに太陽光発電の有意義さを強調していた(とのことだ)が、それは夫君が経営する企業への《利益誘導》に該当するのではないか、と・・・こんな非難が結構出て来ているらしいからビックリだ。

本稿ではこれ以外の情報を加味しない。とすると、現代日本社会の閉塞性は否定しがたい。

みんなヨッポド《利益機会》に飢えているのだナア

そう思います。こんな感覚が蔓延するのは、新たな利益機会を<ナンタラ保護>という名目で政策的に制限している政府に大いなる責任がある。

マ、それはともかく、

小生はへそ曲がりだもので、異論を述べたくなるのだが、

こんなことを言い出したら、自分の意見を述べることにも要らぬ気づかいを要求されるってものでしょう

そう感じますネエ・・・(だから会議では煙たがられるのだろうネエ・・・)

そもそも起業家は成長分野に投資をするものだ。成長分野については一家言ある。だから起業している。成長分野に投資しない経営者はダメな経営者である。

成長ポテンシャルがどの方向にあるのかを審議するために「成長戦略会議」を編成したのだろう。その場に現場の人間か、現場に近い人間を呼ぶのは当たり前であって、まさかゾンビ企業の経営者を委員に任命しても時間の無駄である。

その選ばれた委員は、成長分野は何であるかが分かっている。意見を求められれば、自分には分かっていることを主張するのは当たり前である。

意見を口で言うから会社が成長するのではない。そもそもそんな仕掛けがあると疑う心理そのものが利益機会に飢えている人間像を示唆している。事実はその反対で、実際に会社を成長させるから、その分野には成長性があると発言し、聴いている人も納得するのだ。経験もないのに口先で信じさせるなど、みんなそれ程のバカじゃありませんゼ・・・

賛否の立場はまったく別として、客観的な因果関係はこう理解するべきだ。小生にはどうしてもそう思われますがネエ・・・


自らの事業展開に基づく意見を述べる時に『それはあなたの事業に都合がよいから、そんな事を言うのでしょう』と批判される。だとすれば、会議では何を言えばいいのだろう。一般論を述べておけばお役御免という意味か?税金を使った会議として馬鹿々々しくはないか。一般論なら関係学会と政府共催でコンファレンスでも開けばよいではないか。

頭の中で考える学問的意見を世間の潮流に沿って述べるだけの有識者は「井戸端会議」にこそふさわしく、戦略策定には何の価値もない人ではないかと小生は思うが、違うだろうか?


ま、今回のケースでは上の『実際に会社を成長させるから』という部分が真実ではなく、『詐欺でカネを集めて成長させていた』という疑惑なのだから、もしも事実ならビジネスの話しではなく、犯罪の話しだ。もしそうなら三浦さん云々の件は菅前首相の任命責任ともなろうし、逆に話し全体から一段と権力闘争の香が漂ってくる。


0 件のコメント: