2023年7月6日木曜日

断想: ブラック寸評を幾つか

閉塞感が高まるとブラック寸評をして憂さを晴らすのも一法だ。江戸時代の狂歌、川柳も一つの形である。今日はこれまで思いついたのを幾つか。とりあえず話題性のある政治家に限定してメモすると:


プーチン大統領:

スパイ出身の人だからか、暗殺・毒殺は得手だとお見受けするが、規模の大きい戦争は苦手と見える。千人程度の部隊なら動かせるだろうか。

習近平:

純粋でクソ真面目な共産主義者なのだろうナア……中国共産党員1億の指導者でありたいと願うヒト。

トランプ元大統領:

大金持ちの孤独でさびしい老人だが勘ピューター政治家を続けるのが最大の暇つぶし。

バイデン大統領:

トランプの天敵。

岸田現首相:

小生は学歴主義者ではないが、学歴からある程度見えてくるような印象の方。

安倍晋三元首相:

トップ営業がものをいう外交は得意だとお見受けしていたが、時間をかけて末端まで動かす感染症対策や地道な産業政策を進めるのは苦手であったのでは。百人程度のタスクフォースなら動かせるか。

河野太郎デ相:

やはり政治家一家ご出身のエリート政治家であるからか、突破力とはいえ声の届く範囲でのみ有効とお見受けする。1学級位なら声が届くだろうか。

加藤勝信厚労相:

麻雀に負けないコツは強い奴を避け弱いやつを相手にすることであるという戦術を忠実に実行するようなお方。

西村康稔経産相:

コロナ禍で大変な時期、西村康稔さん・加藤勝信さん・田村憲久さんのお三方をウチのカミさんは「無能三人衆」と呼んでいた。それは酷いと言ったが、仕方がないとも思われるお方。

やはり『三つ子の魂、百まで』と言うことか。


何だか日本人は、関羽や張飛か、でなければ項羽のような現場のヒーローを喜ぶ傾向がある。源義経を贔屓にする心情もその一環。「兵隊の位で言えば」現場の中隊長か、せいぜい連隊長か…戦略よりは戦術レベルの人材である。

社会レベルで大きな政策を実行するには大きな資源を投入して大きな組織を動かさなければ結果が出ない。ユックリとしか方向転換は出来ない。

名将・韓信は、自らが戦闘現場に出ることはなく、考えながら観ていたわけである。その韓信は兵数については『多々益々弁ず』と言った。百万の大軍を運用できる人材はこのタイプだ。


「今の人」は、『三国志』や『水滸伝』などは読まないし、山岡荘八の『徳川家康』など存在をすら知らないかも。司馬遼太郎など馬鹿にして手に取ろうともしないのだろうネエ・・・しかし、司馬作品が売れなくなるにつれて日本社会から人物が枯れ果てていったんじゃないのですか?

いま売れている娯楽小説は、大体がキャラの立ったヒーローが右も左もぶっ飛ばせとばかりに活躍するお話しだ。

世相は変わった。

そんな風にも思われる今日この頃であります。

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