2019年4月22日月曜日

「元官僚」と言うのは「身分」なのか?

池袋駅前で発生した悲惨な交通事故のことである。運転していたのは87歳の男性である。高齢者による事故発生増加に政策面での対応が遅れていることが一因になっているのは明らかだ。

この事故は尾を引いていて、まだ連日TVのワイドショーでもとりあげているのだが、「元通産省工業技術院長」という肩書付きで紹介されているのだ、な。

当該男性が退職したのは60歳前であったろうか。祖父の世代であれば定年が55歳であったが…。小生よりは相当の年上である。いずれにせよ事故を起こした男性が通産省を退職したのは、年齢からして30年程度も前の事であるには違いない。相当の昔である。

地位も知識もある人であるはずなんですけどネエ……

いま観ているワイドショーではそんな物言いをしている。

30年前まで所属した組織・地位が30年たってもいまだに後光を放っているのか!?中央官庁の高級官僚の地位に「上り詰める」ことは、ほぼ終身の名誉をその人に与えるのであろうか?
小生: 韓流時代劇の「両班」と同じだネエ。それとも、官僚として栄達すれば「官位」に就くって、そんな感じがもたれているのかね?「そちを従五位の上に叙し、左兵衛佐に任ずる」、「ははあ、有難き幸せに存じ奉りまする、まこと家門の誉れ、この御恩は終生忘れませぬ」、「ウムウム、励めよ、役宅にはとく引き移るがよい」なんてねえ… 
カミさん: ホントは、狭くて古い公務員宿舎に入ってサ、毎日ずっと「母子家庭」で暮らすんだけどネ 
小生: そうそう、風呂場の浴槽は錆びて穴があきそうだし、な(笑) そんなボロ風呂に、帰ってから夜中に入ってサ、疲れてウトウト寝ちゃったときは、さすがに情けなかったよ。
カミさん: あれって直してもらったんだよね(笑) 
小生: 浴槽の穴を直してもらうなんて、「両班」であるわけないよねえ
カミさん: ソウ、ソウ(^o^

カミさんと語りながら、正直、そんな驚きの気持ちを抱いたことを記しておきたい。

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