2019年4月30日火曜日

平成から令和にかけて

平成時代最後の投稿がいつの間にか来てしまった。

無粋な話題である。

中国が着想した新たな戦略は「交日扼韓攻米」戦略であるのかもしれない。日ト交ワリ、韓ヲ扼シ、米ヲ攻メル、という意味である。

中国の立場に立ってみると、案外、透けて見えるような気はする。

  1. 韓国は北朝鮮との融和を進めて民族の統一、中国との対等外交を展開したいと考えているかもしれないが、韓国が拡大する結果として、朝鮮半島に統一国家が生まれることは中国にとっては悪夢だろう。
  2. 日本との融和を進めれば日本は韓国より中国を優先する。加えて、覇権闘争の相手国アメリカに対する防波堤として日本を活用できる。
  3. 反日嫌米に執着する韓国は成長モメンタムを失い、成り行きによっては立ち枯れるかもしれないが、既存の経営資源には魅力がある。韓国が中国よりも技術的下位に没落した時点で北主導で半島を統一するのであれば容認可能だろう。
  4. そうなれば日本は危機を感じとり国防により多くの資源を投入せざるを得ない。が、それは日本に対する間接的攻撃となり、アメリカに対しても有効である。戦略的代替のロジックが働き、日本が国防に資源を割き、アメリカは入れ替わりに引く。ロシアも歓迎するだろう。

随分迂遠で何年かかるか分からないが、現在の状況を前提すれば、鳴くまで待とう流の熟柿戦略といえるだろう。

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