2020年9月30日水曜日

一言メモ: 自民党と米・共和党との親和性とな?

 日本の主要メディアが米・共和党のトランプ大統領再選には否定的であるのに対して、与党政治家、官僚、実業界などには共和党びいきが多い、と。こんな冷やかし半分の指摘がネットにはあったりする。

その歴史的背景として米・共和党と日・自民党政権との「親和性」をあげる向きがあるようだ。

「歴史的背景」といいながら、知らないのかネエ、その歴史を。そう思ってしまう。

歴史的背景をいうなら、ペリーの黒船来航から、開国、日清・日露戦争、第一次世界大戦、太平洋戦争から戦後復興に至る歴史全体を見ないと、歴史的背景とは言えんだろう。自民党が誕生したのは戦後の昭和30年のことだ。

日本の統治機構の上層部に何とはなくの「共和党びいき」の心理があるのは、ある意味で自然なことであると小生も感じる。

歴史とは偶然の成り行きに満ちているものだが、韓流ドラマ風にいえば「縁」というヤツは確かにある。「悪縁」という言葉もある。心理的要素は人間関係、国家間の外交関係を結構しばるものだと思う。

一つ断り書き:

「歴史」と上には書いているが、一連の事柄もリアルタイムでは一寸先は闇の現実、20年たてば追憶。50年たって歴史になるのだろう。

歴史は過去を語るものだが語っているのは現代人でその行動は現代に属する。エンもユカリもない現代人が遠く過ぎ去った過去の人物をどう忖度し、一連の事柄をどう理屈づけて理解するのか。それが歴史である。何ごとも人は理屈を通さないと納得しないのだ。しかし、生の現実が理屈通りに動いていないことは歴史を語る現代人を含めて誰でも知っていることだ。通らぬ理屈が50年たてば通るタア、とんだ屁理屈だ、と言う人もいるだろう。

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