広島で今開催中のG7会合に出席するため戦争当事国の一方の元首であるゼレンスキー大統領が自ら来日する。
これで日本はロシアの敵国であることを宣言したことになるネエ、と。ロシア人ばかりではなく、誰でもそう思う。
サハリン産の天然ガス、どうなるでしょう?北方領土、どうなるんでしょう?いやいや、これらは細かな話だ。もっと大きな国益が今回の決定には含まれているのだ、と。多分、そういう理屈だと思うが、
日本はロシアの敵、ウクライナの味方であると宣言することで、一体、どんな利益があるのでしょう?インドと同じく、侵略されているウクライナに同情し、生活を支援するのはヤブサカではないが、日本はロシアの敵ではない。
こんな立場もあったでしょうに。そう思った。
ただ、足元でAI投資、半導体関連投資で、日本は米企業から相当大規模なアプローチを受けている。いわゆる中国との「デカップリング」、「デリスキング」の世界的潮流の中で、日本は地政学的にも有利な位置を占めつつあるように見えるのだが、バイデン政権の「お墨付き」があったが故の上げ潮なのではないか。そうも見えてしまうわけだ。
ロシアからサハリン産天然ガスを停止されても、三井物産、三菱商事他の利権をロシア政府に接収されても、一過性の混乱はあるが、大したことはない、と。
北方領土は、この先30年は絶望的になったかもしれないが、戻れば戻ればで防衛義務が発生する。日本の領土になれば開発もしなければならない。学校も作らないといけない。税収どころか歳出負担が増えるだけだ。いま暮らしているロシア系住民にも何らかの優遇措置を与えなければなるまい。これも面倒だ。反日分子になるだろうし、危険でもある。マ、諦めるわけじゃないが、当分「塩漬け」だ。これがイイ、これがイイ……
同じG7でも、好戦的なイギリスはともかく、フランスは斜に構え、ドイツは(ホンネの部分では)明らかに消極的で内心は対ロシア融和路線に決まっている。日本が「困っているアメリカ」のために(文字通り)一肌脱いで手助けする、と。まあ、こんな思考もあってもイイのかもしれない、長い目でみれば。
何だか「バーター」のようにも思われますが。
こういうことなんでしょうかネエ……と、そんな感じを受けております。
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