2019年2月23日土曜日

雑談: 分からない事は多いネエ

久しぶりにカミさんとの雑談を書いておこう:

小生: 沖縄県の辺野古埋め立てで県民投票をするんだけどサ、結果は安倍首相とトランプ大統領に伝えるらしいね、知事から。

カミさん: そうなの?それはそうなんじゃないの?伝えないとね。

小生: 伝えたから日米関係をどうするって事にもならないと思うけど、だけど投票って三択らしいよ。「賛成」、「反対」、それに「どちらでもない」って回答もあるっていうから分からないよな。

カミさん: 賛成か、反対だけだと答えられない人も多いのヨ。

小生: なんで、答えられないの?

カミさん: 賛成の言い分も分かるし、反対の言い分も分かるってことあるでしょ?

小生: そりゃ、両方の言い分は分かるってのは大事さ。だけど、分かった上でさ、それではあなたの気持ちを答えてくださいって聞かれたら、どちらに近いかって、そのくらいは誰でも分かるんじゃないの?

カミさん: 遠慮してるのよ。

小生: 無記名投票でさ、誰に言うわけでもないしさ、自分の気持ちだけを書いて答えるんだよ。誰に遠慮するのかなあ・・・どちらかと言えば「賛成」に近いとか、「反対」に近いとか、自分で分かるだろ。答えたくないなら投票所に行かなければいいんだよ。それをわざわざ投票所に行ってだよ、「どちらでもない」って答えるのは、イヤア、俺にはその思考回路は再現できないんだよね。

カミさん: ここで言っても仕方がないの!

★ ★ ★

こんな話もした:

カミさん: 一昨日おとといの地震、▲▲さんのとこのアリサちゃん、駅前にいたらしんだけど、帰れなかったんだって・・・

小生: さっとタクシー乗り場に走らないと駄目だよ、そんな時は。

カミさん: JRに乗ったら地震がきて降ろされたらしいのよ。だから、タクシー乗り場はもう長蛇の列だったそうよ。

小生: う~ん、それは不運だなあ・・・それにしても、停電が起きなくてよかったよ。

カミさん: 厚真町では短い時間だったけど、電気が切れたんでしょ?

小生: すぐに点いたらしいけどね。もしまたブラックアウトなんて事になってたら、もう世界中から『日本はなにバカなことをやってるの?』ってさ、大恥かくところさ、電源はあるのに活用できない。泊には8年間も止めてる大施設があるのにね。何でこんなに時間かかるのって、誰でも思うだろうさ。あるのを使わずに大停電になって、今度は酷寒で人命に犠牲が出たら、そりゃあタダじゃあすまないってことは、何度も警告されてきたからネ。

カミさん: 気温が偶々上がってたから良かったよね。

小生: 9月の地震の時は、運悪くブラックアウトになった、それでも秋だったから不幸中の幸だった。今度の地震は運よくブラックアウトにならなかった。でも、そのうち、運悪くまたブラックアウトになって、予想通り犠牲になる人が出てくるだろうね・・・

カミさん: 怖いなあ

小生: 原子力規制委員会は、学者の問題指摘が厳しくてサ、泊原発の再稼働は許さないみたいだよ。

カミさん: 誰か反対している人がいるの?

小生: 色々な学者がいるからネ・・・セカンド・オピニオンを求める権利を裁かれる側には与えるべきだなあ。裁判も控訴できるし、医師の診察だって当然の権利として認められてるからね。多くの専門家の判断を聞くべきだな。

***

要するに、政治が関係してくると「分かんねえ」。そういうことである。

つまり政治が理に適っていないということだ。政治は社会のマネージメントである。それが理に適っていない。今世紀の日本人はロジックを尊重しない時代に生きている、ということか。

確かな目標があれば、自然と合理的であろうとする意識が生まれる。理に適わなくともよいと感じるのは目的がないためだ。

分からない事が増えているのも、「目的を持てない時代」の「世相」なのだろう。

要するに、「漂流」する時代だ。そんなことはTVも新聞もとっくに分かっているはずなのだが、もう真面目にとりあげてはいない。テーマが大きすぎて、諦めてしまったのだろう。

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