2021年2月23日火曜日

一言メモ: これも「遅れている日本」の好例か

 別のテーマで投稿を予定していたが、最近の世相を象徴するような書き込みをネットで見つけたので覚え書きにしておく。まず、さわりのところ:

「キス魔」の“実績”

 しかし、それ以外のセクハラ成立の可能性を井口弁護士は指摘する。

「周囲の者に対するセクハラが成立している可能性が十分あります。パーティーの場であれば、見ていた人がいたことでしょう。セクハラの要件は相手に不快感を与える性的言動ですが、この『相手』とは定義上、性的言動が直接向けられている者に限定されていません。

 したがって橋本氏の性的言動を目撃した人が不快感を持てば、その人に対するセクハラになります。その人が自分へのセクハラと主張できるのです」

 酔うとやたらとキスをする、なんて逸話を持つ女性は芸能界などにもいるようだ。

URL:https://news.livedoor.com/article/detail/19741055/

出所:デイリー新潮、2021年2月23日8:00配信

言うまでなく、橋本新オリパラ会長に関連した話題である。

いやはや、閑人なのだなあ、と。

小人、閑居して不善を為す。

その一例でもある。他にやる仕事がないのだろうか・・・。デジタル技術、医療・保健支援等々、人手が絶対的に不足している経済活動分野は多々あるのだが。

小生が若かった時分の決まり文句《不純異性交遊》を思い出しました。まだ、問題になるんだネエ・・・21世紀も20年が過ぎているのに。

なぜ、マスコミや平均的日本人はずっと昔の《風紀委員》ご愛用の「不純異性交遊」という言葉を復活使用しないのだろうか。まあ、心で思っていても、「先進国」の手前、使うのが恥ずかしいのだろうナア・・・

日本のメディア企業が愛する「先進国」ではハグ、キスは当たり前である ― 試みに、春爛漫のセーヌ河畔に集うフランス人たちを見てみたまえ。イスラム教を信仰する人々には愉快ではない光景かもしれない。一般に、不快に思う外国人観光客もいるかもしれない。いるとして、その人たちの不快感は尊重しなくともよいのか?

日本の常識は海外では非常識。海外の常識は日本の非常識。

この事実がよく分かるだろう。

だから日本は遅れているんですよ。

これまたメディア企業が大好きな言葉をなぜ使わないのか?キスはいけないからか?ハグはダメなのか?「多様性」ではなかったのか?多様性とは、「価値の多様性」は除外するのか? 価値観だけは共有するべきなのか? 価値観だけは意識統一の対象であるのか?

出張の帰り、空港まで迎えに来てくれたカミさんをハグしてキスをしようとしたら、カミさんは「ダメ、ダメ」と言って、拒んだことがある。それからは手を一寸振るだけだ。

外国の習慣は日本ではタブー、日本のタブーは外国では当たり前。

こんな例を探すと両手に余るに違いない。

海外と日本と、これだけ違っているのを放っておいていいのか?将来、やっていけるのか?

「世論」とは、つまるところ「世間の噂」という程度のものである。「世論」、「世論」と祭り上げるのは好きではないが、21世紀の日本社会になってもまだ《風紀委員》というのが、私たちの社会を見張っているのだネエ、と。

小生はウンザリするのだが、現役世代は案外当たり前のことだと感じているのだろうか。よく分からない。

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