2015年5月10日日曜日

「専門職大学」…どこがどう新しいのだろうか

専門学校や短大を専門職大学に衣替えしようという構想が本日の道新で報道されている。

対象は高校新卒や社会人で、分野としてはIT技術や美容(理容もだろう、名は示されていないが)、観光、福祉などが候補とのこと。

問題は教員の確保や経営面だとの説明だ。

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よく分からないのだが、手に技をつけるという時、学歴は関係するのだろうか。

短大や専門学校より「専門職大学卒」でありたいと。本当にこれが現在の日本社会で求められていることなのだろうか?職人の腕と学制上の学歴は関係ないと思うがなあ・・・。

分からぬ。なぜこんなことで人的・時間的エネルギーを割こうとするのか・・・。

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職業教育の充実をやるなら高校を出るまで待つことなく、16歳から20歳までの期間に世界のどこでも食べていける技術を身につけられれば、その方が良いのではないか。というか、緊急の課題ではないのか。

級別職業資格を制度化して技量がどこででも認められるようにしておくことも必要だろう。「一級寿司調理師」とか、「二級美容師」などである。そしてTPPなど一定の自由経済圏(EPA)内では職業資格がそのまま通用するようにすれば、後は言葉だけである。もちろん、先方に職業市場を開放してほしいなら、当方も開放しないといけない。要するに、どこにでも行って生きていけることが大事だと思うのだ、な。技はそのためにつける。

更に、経営学・会計学・組織運営上の知識を広げようとする志願者には短期集中教育を随時利用できれば尚更よいに決まっている。

一体、専門学校や短大を専門職大学にすることのどこが新しいのか。ビジネスの基本である『誰のために、何を、どのように提供するのか』、そこが見えてきませぬ。

ひょっとして「助成金」か・・・。現実に合わせて法制を変えるのではなく、法制に合うように現実を変えるのか・・・いや、全く見当がつきませぬ。

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