2018年9月30日日曜日

メモ: 顧客の代替わりが進まない背景の一つか?

今朝カミさんがチラシをみながら話しかけた:

カミさん: ランチブッフェだけどね、65歳以上のシニアは1700円のところをね、その日は1500円に割り引いてくれるんだって・・・

小生: へえ~っ、値下げすればシニアは行くって思っているのかねえ?

カミさん: そうなんだろうね

小生: だけど、シニアって大体は夫婦二人、かなりの人は一人だよ。それとも息子家族がやってきて孫も一緒に一族郎党そろって行くってか?

カミさん: Kさんはそれが多いみたい。でもランチブッフェは考えにくいわねえ、自分たちだけならサ。一人でも行かないだろうし。年をとると、あまり食べないからブッフェには足が向かないわねえ・・・

小生: 思うんだけどさ、ランチブッフェに客を呼ぶなら、若い人、若夫婦やカップル、家族に割引してサ、店のファンを増やすのが正解じゃないのか?シルバー世代にファンをつくっても、その内にいなくなるぜ。

カミさん: そんなに急にはいなくならないヨ。

小生: 老舗デパートもさ、カネをもっているシルバー世代を大事にするのもいいけどね、ヤンガー割引をして店に来てもらう努力をしないと、顧客の代替わりが進まないさ。でも、若い世代に割り引くなんて、あまり聞いたことがないねえ。思いつかないのかな。

カミさん: 若い人はもうデパートからは心が離れてるよ。

小生: まあね。親の世代が馴染みの店にいって、自分たちに買ってくれる場所くらいに思ってるんだろうけどさ。そのためのシルバー割引なんて商売としては本筋を外してるんじゃないかネエ・・・割引してなくとも、買う人は買うよ。

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青少年には学割、シルバー世代にはシニア割引。勤労世代はコア顧客。理屈では分かるが、学費、家賃・ローン返済に汲々しているのがその勤労世代だ。時には割り引いてあげれば効果あると思うがねえ・・・そう感じることしきり。

割引を有難がるシルバー世代は、最初からホテルのランチブッフェには行かないのではないか、と。そうも感じるのだ、な。来店客数が増えるとすれば生活に余裕はあるが「バーゲンハンター」で安値を待っている人たちばかりではないか。来る気のない人はそもそも来ないだろう。有難いのはロイヤリティの高い本当のファンだ。とすれば、攻撃的価格戦略を講じてみても単なる減収にしかならない、というのが小生の見込みだ。

顧客の代替わりが最大の課題であることはずっと一貫している。

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