上のような標題と下のような書き出しで《嫁》という人について思う所を投稿したことがある。
しかし、数年も経つと感覚も認識も変わるものだ。
だから、旧投稿はEvernoteに移すことにして、投稿時点で要点だと思っていた箇所だけを残すことにした。
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愚息にとっては「実家」になるが、現行の民法では「家」という実体は廃止されており、もはや「嫁」という言葉を裏付けていた実質はなくなりつつある。愚息夫婦は独立した核家族、というか若夫婦のみの世帯である。だから、厳密には「帰省」などと呼ぶべきではなく、親子の関係であってもやはり「訪問」である。単なる訪問とは区分したいということなら、せいぜいが「センチメンタル・ジャーニー」にでも属することであろう。
いったん独立した家族は、もはや家族とはいえず、いわば「気のおけない他人」くらいの気持ちで交流を続けたいものである。
あと何十年もたてば、「家」の感覚は完全に雲散霧消し、「親族」の観念すら風化して
血縁ってなに?
そんな感覚が日常化するのかもしれない。
「親族」などという盲腸のような観念が消失し、「相続」などという古代以来の因襲が「相続税100%」によって解体される、そんな時代がいつかはやってくるだろうが、小生の感覚ではそれもそれほど淋しい事ではない。
【改編】2022-11-14
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