2021年1月7日木曜日

ホンノ一言: 「触れない話題」にこそ本質的問題がある

 再び新型コロナ感染抑え込みのため緊急事態宣言が出される。

多くは書かない。

この1年間に民間TV情報番組では色々なトピックがとりあげられ、社会の「井戸端会議」とも言える情景が放送されてきた。

具体的には書かない。が、決して取り上げられることのないトピックがある。たまに振られても、「専門家」がサラッと、抽象的なことをムニャムニャと説明して、それきりで別の話題へと移る。そんな話題がある。

「抜けている話題」、「触れられない話題」、「誰も明言しないこと」を見つけよ!

重要な事柄、ホンネに関する事は、抜けている話題にこそある。これが次第に浮き彫りになってきたのがこの1年ではなかったか。

こんな風に視聴者、読者に頭を使わせる点にこそ、日本のマスメディアの堕落がある。

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多くの国では、下から上に向かって腐る。しかし、この日本ではまず上が腐る。このブログでも何度か投稿した。最近も同じことを書いた。

なぜ日本では、上からダメになるのかが分からない。奈良時代から平安時代、平安時代から鎌倉時代、鎌倉時代から室町時代へ、室町時代から戦国時代へ、そして江戸時代へ、江戸時代から明治へ、そして昭和、軍国主義時代へ……。日本は常に上が腐り、下へと波及していった。

この日本的な権力の腐敗サイクル、というか新陳代謝システムは本当にユニークだ。どうしてこんな傾向が歴史的に一貫しているのかが分からない。

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