2022年9月6日火曜日

ホンノ一言: もう欧州のエネルギー危機は表面化している

ドイツが天然ガス調達に苦労しているかと思えば、フランスも原発施設に不可欠の冷却水が枯渇して電力不足に陥りそうだ、と。

それで独仏間でガス、電力を融通しあおうという方向が伝えられている。この冬をどう乗り切れるかは、ロシア=ウクライナ戦争に向けて旧・西側がどの程度まで支援・団結できるかを決するメイン・ファクターというわけだ。

マア、独仏は大いに協力すればヨウゴザンス。だけどネということだが、墺紙"Die Presse"にはこんな記事もある:

Der Kosovo kann seinen Energiebedarf nicht mehr decken und schaltet deshalb drei Mal pro Tag den Strom für zwei Stunden aus.

Source:Die Presse, 31.08.2022 um 07:16

どうもコソボでは既にエネルギー危機が顕在化していて、毎日3度2時間の電力ダウンがある、と。

コソボは旧ユーゴスラビアの1地域であったが、コソボ紛争の結果として独立を果たした。ロシアやセルビアはまだ承認していない。NATOにも加盟していないし、EUにも入っていない小国である ― 通貨"EURO"は使用しているようだ。

ドイツ、フランスですら危ない外交を進めているせいでこの冬を乗り切れるかどうかの瀬戸際だ。コソボ辺りの貧困な小国はどうなるか分からない。構ってられるか、と。どうもそういうことらしい。ホンにマア、今の国際的覇権闘争は歴史の彼方に消え去ったように一度は思われた《帝国主義》にソックリでござんすナア・・・口では<価値>を唱えているが腹の中は<損得>しかないのがホンネじゃあないんですかい?

志の低い3流政治家たちが互いに角を突き合わせれば、こうなっちまう、ということでござんしょう。アッ、このことは前の投稿でも書いたか・・・

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