2011年6月26日日曜日

日曜日の話し(6/26)

「印象派」という文字を初めて目にしたのは、小学生の頃だったか。タイトルは忘れたが、毎月予約購読していた雑誌の裏表紙に、モネの「ルーアン大聖堂」連作の中の一枚があった。大変有名な画家であるという説明があった。

カンディンスキーは、モネの「積み藁」を初めてみて、何が描いているのか一瞬分からないまま、その美しさにとても感動したと書いている。小生は、大聖堂をみたが(小さな雑誌の表紙ではあるが)、やはり何が描かれているのか分からなかった。が、それだけであった。天才ではありませんね、絶対。

モネ、ルーアン大聖堂、1892年

モネ、積みわら、1888年

ちなみにカンディンスキーは、幼年期からピアノとチェロを練習した、音楽を愛した男でもあったが、いまでいう色聴所有者であったらしい。共感覚の一つだ。彼の絵は、特に小品では、紫と黄の組み合わせが美しい作品が多い。赤がピリリと、あるいはまた大胆かつ効果的に使われている。ゴッホとも共通する色使いだ。和音で言えば、シ・レ・ソやド・ファ・ラに相当する。ド・ミ・ソのような安定感とは違う感覚。フ~~ム、ナルホドねえ・・・・

そういえば映画「ギミー・ヘブン」も共感覚がポイントのサスペンス映画であった。何年か前に観たが、江口洋介、宮崎あおいが不思議な魅力を伝えていた作品でした。好きな一品です。

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