2020年12月6日日曜日

ホンノ一言: 「コロナ対策」にかける政府の真剣度は?

2,3日前の投稿

 そもそも「ビッグデータ」の時代に、政府の「何トカ分科会」。そのメンバーに経済学者は入っているが、データ操作、モデル構築技術に長けたデータ・サイエンティストが入っていない(と思う)。

こんなことを書いたが、春から夏にかけては若手データサイエンティスト集団であるALBERTが、厚労省内のクラスター対策班に作業協力していたそうだ。接触率分析で空間データを駆使したそうだ。これはビッグデータだ。今でも、継続的に感染対策に参加しているのだろうか。是非そうであってほしいと思う。

それはともかく・・・

有料PCR検査が次第に立ち上がりつつある。それだけ検査に対する人々の要望が強い。需要があるビジネスである、ということだ。

カミさんとも話をしているが、素朴な疑問:

新規入院者が感染源になって院内クラスターになる事例が北海道ではまだ起きている。看護師、介護福祉士など職員がひき起こすクラスターもある ― GOTO何トカよりこちらの方が怖い。

小生: 新規入院患者にはPCR検査を必ずやってもらうって、まだやっていないのかな?

カミさん: 義務じゃないからネ。

小生: 医療関係者と高齢者施設関係者は定期的なPCR検査を一斉にするってサ、前に首相か厚労大臣かが言ってなかったっけ?

カミさん: ウン、私も覚えているけどサ、でも△△クン(四国の大学病院に勤務している甥っ子)、まだPCR検査は1回も受けてないって。検査するように言われたこともないみたいだよ。

小生: そうなの? △△クン、呼吸器内科だろ?それでやってないの?

カミさん: ホント、どこもグダグダだね・・・

政府も自治体も何トカ分科会も、新型コロナ感染を本気で抑え込もうと、全力を尽くしているとは、どうしても思えないのだ、な。

医療の最前線が崩壊の瀬戸際にあるという点は、TVの映像のとおりだろうが、医療界全体として本当に危機に陥っているのかといえば、それも疑問だ。欧米と比較すると日本の感染者数はゼロが一つも二つも少ない。重症患者も日本はヨーロッパの概ね10分の1ですんでいるのだ。

これでは《医療崩壊》も高視聴率をねらったTV局編集のニュースネタであるに過ぎない。そんな受け取り方も否定できないわけだ。

堀江さんが《報道規制》を口にするのにもどこか共感できる所以である。と同時に、司令部が疲弊するよりも先に現場が壊滅していくという日本の傾向。ずっと前に投稿したとおりだ。

そもそも政府や自治体がやっているはずの事をまだやっていない。これはまだ《本気でない》ことの表れだろう。

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