2011年4月3日日曜日

年をとるということは

東京に住んでいた頃、高校の時に描いたから、もう何十年も前のものだ。
これは目黒の自然植物園なのだが、ほんと滅茶苦茶。ダメだこりゃあと思って、ほかしてしまおうと決めたのだが、その後の何度かの転居にしぶとく付いてきて、まだ手元に残っている中の一つだ。
下は小樽近郊を水彩で描いたもの。
水彩という違いはあるし下書きだから淡白なのは仕方がないが、かみさん曰く「ま、いいんじゃない」。ごもっとも。小生もそう思う。そして、それだけのこと。
これが加齢による衰えというヤツか。口先ばかり達者で理屈っぽくなり、小手先ばかりが上手くなり、そのくせ前には進んでいかず、お手本ばかりチラチラとみる。
枯れてきたといえば聞こえはいいが、みて不愉快な絵だけは描きたくない。なので高校生の時の絵を横において、「もういいか」と思わないための支えにしている。


0 件のコメント: