2019年6月24日月曜日

断想: ドッグイヤーで未来予測をみてみたい

”DOG YEAR"という表現がある。犬の寿命は人の何分の1かであるので、時間は犬にとって人の何倍もの速さで過ぎ去る。ま、そんな意味合いである。

時々、時間尺度を”DOG YEAR"にして人間社会の変化を見てみたくなる。

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小生が子供の時分には人生60年だった。少し昔には「長寿社会」だなどと自画自賛したが、そのとき人生は80年になった。小生の頭の中は「人生80年」という意識になっている。ところが、つい最近になると「人生100年」などと政治家まで口にし始めた。もうついていけないという気持ちになる。

人生100年だから”DOG YEAR"にすると、通常の7~8倍、ひょっとすると10倍速で時間が過ぎる。

録画したドラマを早送りするとき2倍にしたり、4倍にしたりするが、6倍にすればもうセリフも何も分からなくなる。1時間のドラマも10分で終わってしまう。10倍速なら10分が1分、10秒のワンカットがたった1秒で瞬時に終わって結果が分かる ― なにがどうなっているか途中はサッパリ分からないが結末だけは分かる。

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10年ひと昔というが、"DOG YEAR"で早送りすればたった1年のことである。

結末だけを知りたい。それなら"DOG YEAR"モードで地球の未来を見るのが便利だ。そう思ったりするのは小生だけではないだろう・・・。

10倍速では足らず、100倍速くらいで見ないといけないか……。そうすれば1年先の未来も3~4日あれば「イッキ見」することができる。

途中で真っ黒な画面になって、『アレッ、これってどういうことなの…』とつぶやく。そんな可能性もあるとは思うが、ちょっと見てみたいものだ。

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